水巡りの記

2016年7月27日 玉置神社・花の窟神社

今回の行程(HOLUX ezTour for Loggerにて作図。)

このところ、南の方へお参りに行きたい気持ちが続いている。今回も、玉置神社・花の窟に向かうことにする。

いつものように朝7:00頃京都出発。京奈和道にて奈良市内まで、国道24号で五條市まで至り、国道168号にて十津川村へ。途中、24号バイパスから三輪山を遙拝。

十津川村折立より玉置神社へ登る。

玉置神社お参り後、今回は試しに瀞峡側に下りず、十津川温泉側に下り、再び国道168号沿いに新宮市に抜ける。

新宮では熊野速玉大社に立ち寄り、国道42号を北上し、花の窟神社へ。

花の窟神社参拝を終えて夕方17:30近く。いつものように、熊野尾鷲道路、紀勢自動車道、伊勢自動車道を経て帰京。

(※この時、写真も撮ったはずなのだが、見当たらない。誤って消去してしまったか?残念。)

玉置神社

11:30、玉置山登り口、折立から入ってしばらく行ったところの龍の瀧。

車下りて瀧が眼に入った瞬間、「良い瀧だ」と思う。凛としている。

般若心経上げる。「自分は水の道にしっかり根ざしている」ということを改めて感じる。この20年間の水のお参りは、しっかり自分の根になっている。

水辺まで裸足で降り、瀧の正面に立つ。清く力強い「流れ」を頂く。

11:55、玉置神社駐車場着。参道を本殿へ。

鳥居から本殿を耳上げ、幾つもの玉置神社の御神紋がみんな眼に飛び込んでくる。ここ最近、自坊で授与する御札などに押すための三弁宝珠の印のデザインを考えていたせいもアルかも知れない。御宝前にて心経一巻。

境内摂社の三柱神社へ。左右の狐さん、奥手に木製の二対がおられることに初めて気づく。

さらに玉石社へ。ここまで、境内でトカゲをたくさん見かけるが、玉石社へ登る山道で小さな巳さんと出会う。後から調べるとシマヘビの幼蛇さんのよう。

玉石社の御宝前にて「ここも三弁宝珠だ」と思う。心経一巻。「自分の柱をはっきりさせることが重要。それをきちんと表明する。」

玉石社でのお参り終わって山道を戻ろうとして、向かって右上の結界に囲まれた部分が示される。岩が三つ並んでいる。これぞ三弁宝珠か。ここのことは知ってはいたが、長く眼中になかった。今回、このタイミングで見せられた。三つの柱と三つの宝珠が対になっている。ここ玉置は、山のような宝珠で満たされている。まさしく、宝珠の山。

玉置神社駐車場にて、持参した弁当の昼食。

13:30過ぎ、出発。

玉置神社から花の窟神社へ

15:30頃、新宮市内に入り熊野速玉大社に立ち寄る。確か今回がお参りは初めて。熊野三山(熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社)のうち、こちらだけお参りしたことがなかった。元は神倉神社の神様をここに降ろしたとのこと。整備された里の大社という感じ。神倉神社の方はもっとプリミティブな荒々しい感じがする。

16:00前、道の駅紀宝町ウミガメ公園に立ち寄る。水槽のウミガメがかわいい。人なつこい。

花の窟神社

花の窟神社に先立って、以前から気になっていた産田神社に参拝。花の窟がイザナミノミコトさんの墓所と言われるのに対し、産田神社は、イザナミさんがカグツチさんを産んで亡くなった場所と言われるところ。

境内はちょっと独特の雰囲気。ちょっと暗い。本殿前、用意されているわらじを履いて白い玉石の上を進む。なんだか体がジンジンする感じ。時間をかけて、うちの本尊の多羅さんと十一面観音さんの水をイザナミさんに捧げ、体を冷やして頂く。

しばらくして、ようやく落ち着いてくる。

17:00、花の窟着。

やはりここは聖地。心から安らぐ。胸がいっぱいになり、涙が出そうになる。人がいないところを見計らって、玉石の上にうつぶせに大の字に横になる。安らぐ。心なしか、このところの慢性的な肩のこりも和らいだ気がする。

17:30頃、出発。

帰路、伊勢自動車道の亀山PA(パーキングエリア)にて夕食、カメヤマローソクの直売店でろうそく他買い物。20:20出発。

20:50、新名神の甲南PAに立ち寄る。新名神は何度も通っているが、このPAは初めて。小さいながらも施設は新しく、売店・レストランとも悪くない。また寄ろうと思う。

21:45頃帰京。

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